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何十年も続く「頭痛」との別れ

今回は頭痛に悩む50代女性のお話です。

症状について

40年間ほぼ毎日、慢性頭痛に悩まされ、脳外科・内科・眼科・歯医者など十数件にかかりました。

 

●主訴

冷え性・頭痛・首痛・肩こり(自覚なし)・自律神経失調症・多汗症・低体温・更年期障害

腹部に固まりがあるのを自覚し、癌だと思い八王子の某クリニックを受診するも、レントゲン・MRI・CT共に異常なし。「ではこれは一体なんですか?」と聞くも、医師が返答に困ってしまった為、仕方なく帰宅して悩んでいた。

 

●現病歴・治療歴

漢方・針灸・接骨院(マッサージ・電気)・長年の鎮痛薬・ホルモン剤

眼科にて瞼の重さが原因→瞼1cm切除(多少楽になった程度殆ど改善しない)

パッチ療法を受けたお客様の生の声

1.中学3年生から頭痛の発症

世間ではよく「気がつけばこの状態が何十年も続いています」と言う方がいらっしゃいますが、私は少し大げさに言わせていただけるのならこの40年間頭痛というとてもやっかいな状態をほとんど意識しない日はありませんでした。頭痛が起こらなかった日には、今日の何が良かったのだろうかと考えたり。

 

事は長年の海外生活から帰国した1年近くたった中学3年生の頃から頻繁に頭痛がおこり、年齢的にあまり起こる事ではないので当然両親は医者に連れて行き、そこでの検査結果では異常は無いと言われたものの、それでも虎ノ門病院をはじめ大学病院、そして眼科や歯医者までも行き、結果皆共通しておっしゃった事は生活の変化(今で言うストレス)に身体が疲れているのでしょうから時間がたてば治りますよと。

 

どこでも鎮痛剤を処方され、冷やすもよし温めるもよし、楽になる方をやればいいと言われただけでした。あの時期から薬に頼っているのも良くないと両親が思い、辛い時は授業中でも保健室で休ませてもらったり、朝から酷ければ遅刻して行ったりしてました。

 

結局その後大人になるまで頻度は少なくなったものの1週間頭痛が無いと言う日はなく、なければ万々歳。そして自分の中での結論は、とりあえず病気ではないらしいから一生薬と上手く付き合って行くしかないと。そして幸い胃は強いようだし。

漢方、カイロ、整体…様々な治療にトライするも…

結婚と同時に夫は海外勤務になったので荷造りをするにあたって先ずは頭痛薬の買いだめをする事から始まり、当時は1ヶ所で同じ薬を複数買う事が出来ず何日もかけて数種類の鎮痛剤を買い集めました。その数、ダンボール1つ分。勤務地がマレーシア(他民族国家)だった為中国人の漢方医も多く、何人かに診てもらい煎じ薬を処方されたりいろいろやりましたがやはり改善とまではいかずじまい。2人の息子達の妊娠中は頭痛がどうだったのかが不思議なほど思いだせないのですが、たぶん体質が変わるのでその時だけはさほど起こらなかったのではないかと。

 

14年前にアメリカから帰国した際今度は本当に生活の変化に体調を崩し、頭痛が追い打ちをかけ辛い日々でした。再度医者巡りをして30年前と同じ結果にあ然とし、今度は医者に逆切れ(年甲斐もなく!)ではこの痛みは何なのかと!カイロプラクティック、整体、接骨院(電気治療)も行きました。でも結局また医者の頓服と市販薬に頼る毎日。

 

しかし去年から毎朝、あるいはほぼ毎日痛みがおこり、友人にすすめられ針灸医で6ヶ月治療をしてもらいましたが、先生が恐縮してしまうほど改善しませんでした。ただすぐ疲れなくなったという体質改善にはなりましたが。

 

この頃にはおなかに汚血が溜りそれも気になっていたところ、ここから私の40年の辛かった頭痛人生を変えてくれるべく方との最初の出会いが始まりました。

パッチ療法との出会い

ある日、めったにじっくり見ない八王子市で配られている「ぱど」を見ていると、「パッチ療法」なる聞いた事のない治療法が記載されており、早速インターネットで調べてみると、説明がいろいろとあり、しかも言っている事は理解できるけど本当にそういう事なの?????状態でした。

 

頭痛でもう行く所は無かったので、すがる思いで予約を(かなり先の予約でしたが)取っていただき、今年2月に山口先生とのご対面と相成りました。

 

問診の中で瘀血より、先ずは頭痛の施術を優先しましょう。と言って下さり、本当に手や指だけでの施術が始まりました。

 

初回の施術で首にあった“しこり”が無くなった事に衝撃を覚え、もしかしたら本当にこの先生なら治せるのかも、信じてしっかり通院しようと決め、週2回の治療が始まりました。あまりのコリの強さに首や肩の痛みを感じていなかったのが、“しこり”が徐々に取れて行く過程で痛みを感じた事さえも感激でした。

 

そうして開始後しばらくして身体全体が軽くなり、数か月で毎日あった頭痛が弱くなり更に痛みが無い日も続き、驚きの日々でした。薬を服用したにしてもすぐに痛みが取れたり。

 

その間に気になっていたのが、パソコンやテレビを見たりしている時がとても不快で見えにくく(コンタクト使用)、思いきって眼科検診に行ってみました。そこで私もさることながら、長年お世話になっている検査技師の方が「レーシックをなさったのですか?」と聞かれるくらい視力までもが回復してきていてビックリ!右目が3段階、左目が2段階良くなり、嬉しい悲鳴ですが買い置きのコンタクトも買い直し、眼鏡も老眼もあるので2種類作り直し。

先生にお世話になり始めて9か月、たまに(気圧の低い時が主ですが)頭痛がおきても通常2錠飲む薬が今では1錠で効きこれも驚きの一つです。

 

40年と言う長い歳月をかけて悪化していっているので、先生からみればまだまだのようですが、私自身の感覚としては常に嵐か最低でも曇りだった頭の中が今では晴れの状態が多くなっている日々にただただ感謝のみです。

 

回復へのもうひとつの大きな要因の一つが山口先生とのお喋りが気楽に出来た事、また聞き上手な先生でいらした事でもあります。

 

手術と言う必要性があるので西洋医学を否定できませんがこれだけ発展しているにも関わらず私のような痛みを治せない医療はどんなものでしょうか。

 

ぜひもっともっと沢山の方々にこの治療法を知って頂きたいと思っています。

それには先生方の数の必要性が求められますね。

 

H24年11月19日 Y・I(54歳・女性)